菌糸。良いホペイを作出するには欠かせない飼育用品である。現在、様々な菌糸が発売されていて、ユーザーからすれば「どれがいいの?」となる。実際にどの菌糸にも実績があるわけで、もう何が何だかわからないって事になる。
そんな貴方の参考になるかは置いといて、今回はどり的「ホペイに良い菌糸」って話を書いてみるですよ。
① 菌は「オオヒラタケ」を選べ‼️
まず菌の種類は「オオヒラタケ」がベスト。極端にいうとコレしかない。もちろんヒラタケやカンタケ、カワラタケでもホペイは成虫にはなる。しかし、大きく太くカッコいいホペイを作出するのであれば、オオヒラタケ菌しか選択肢はない。
理由は「多くのホペイはオオヒラタケで累代されている」から。長くなるので詳細はまた別の機会書くとして、オオヒラタケで累代されてきたホペイは、オオヒラタケでしか効率よく栄養を摂取できないから。
② オガは「ブナ」が扱いやすい
オガの樹種もクヌギやコナラ、ブナやエノキ等メーカーによって選択肢がある。が私の中では「ブナ」が最もオススメ。菌の分解が早く、菌が回ってから使うまでの時間が短縮しやすいから、というのが理由。クヌギは分解が遅く、使うまでに時間をかけなければならない。そういった点からブナが最も扱いやすい。
③ オガの粒子は幼虫の成長に合わせて
オガの粒子は、メーカーによって選択できるところもある。少しマニアックだが、その場合は幼虫の成長に合わせて粒子を変えてみると面白い。
・初二令〜3令初期
→ 食べさせやすい微粒子
・3令中期
→ 微粒子〜粗粒子までOK
・3令後期〜羽化
→ 持ちを良くする為に粗粒子
という感じ。
③ 手間を掛けられるなら「自詰め」
自身で菌床ブロックをボトルに詰めると、一本の単価も安く、それでいて詰め圧も好みにできる。よって自詰めがオススメ。詰め圧も粒子同様、幼虫の時期にやって変えてみると面白い。
因みに銘柄の明示は避けるが、あるメーカーな菌糸は「菌が強く、発菌が早い」「オガが黄金色に輝き美しい」「そして何より幼虫が大きくなる」という、三拍子揃った素晴らしい菌糸もある。こういった菌糸を見つけるのも、ホペイ飼育の醍醐味だったりする。
この拙いblogを呼んでいただいた皆様が、良い菌糸に出逢い、素晴らしいホペイが作出できますことを。