どりのホペイな飼育日記

どりというホペイ好きがつらつらと飼育に関する閑話を書くブログです。

添加のことを書いてみる

菌糸を自分で詰めてる方は、一度は考えたことがあるだろう「添加剤」。どりも自詰めなので、添加剤は色々と試してみました。3年ほど、あーでもないやこーでもないとやってきて、色々と感じたことがあるので、書いてみるですよ。

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① 添加と虫

添加した菌糸を食べられない虫、というのが存在します。食べられない=大きくならないと考えて下さい。一つは累代の浅い(ワイルドに近い)虫。コレはもう、極力低添加で育てるしかありません。

で、本題。添加することで幼虫が大きくなるという事実、私はあると思ってます。ただ間違えてはいけないのは、昨今の菌糸の中には「ある程度添加されている菌糸」というのが存在し、その菌糸を使う際には添加は必要ありません。因みに私の使用する菌糸の場合、最低で2%、最大で4%の追加添加をしています。こうする事で添加しないものより大きくなることが確認できました。あくまで私の使う菌糸メーカーでの添加量なのでご了承を。

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② 添加は大きく分けて2種で良い

様々な添加剤が販売されています。私の場合、大きく2つのカテゴリーに分けて添加剤を考えてます。

・栄養系 : 幼虫を大きくする

・活性系 : 菌糸の活性を良くする

栄養系は文字通り幼虫の栄養となるもので、🐛を大きくするための添加剤。フスマや麦芽ビール酵母や各種タンパクなんかが該当します。私は直接幼虫に接種させるというより、キノコの菌に分解接種させ、それを幼虫が取り込むイメージで添加しています。で、栄養系を色々と比較してみて、私のベストは「フスマ」でした。結果論なのでアレですが、麦芽ビール酵母は濃度が高くリスクが伴うように感じます。私の場合は麦芽ビール酵母を使うなら、フスマをより多く添加する方が成績がよかったです。ただ、コレも虫や環境で変わりますので参考まで。

次に活性系。コレは菌の活性を上げるイメージで使用しています。糖類(ブドウ糖やトレハロース)や炭酸カルシウムなんかが該当します。菌糸は菌の活性力がとても大切で、菌が強いボトルほど幼虫の生育が良くなります。よって菌の活性を上げるこれらの添加も適量入れるようにしています。

③ 量はちょっとで変わります

結論を言うと「そもそも菌糸に入ってる」ので、多量に入れる必要はありません。多量に入れた分だけ菌糸の劣化が早くなるためです。

参考までに、私の添加量を記載すると、

・ フスマ :  10g/1ブロック(3500cc)

・ 活性系 :  合計10g/同上

という感じ。ただ、添加量の少ない感じであれば、倍までは問題なく添加でき、成長するであろうと思います。これ以上は虫自体が髙添加に適応できないとリスクが伴いますので、この位が適量かな、と思います。ただ、各自の責任で添加して下さい。

以上、どり的添加の考え方でした。