もはや貴重な系統となりましたL-327。セブンオークスの中では美しさと纏まりを重んじる、悪くいえば地味で玄人好みな系統というのが、私の印象です。SNSを見ていても地味であるが故にブリードしている方も少ない印象で、なかなか最近はその名を目にすることも少なくなりました。
我が家には、クワ友であり色々と教わっているジスペケさんから譲っていただいたL-327がいます。昨年、初令幼虫で譲っていただき、その個体群が今年に羽化してきたのですが、一頭目の個体でびっくり!Lってこんなに見応えあったっけ?という感じの個体でした。
如何でしょう?私的にはかなり気に入っています。このレベルの個体が出てくるとは思っていなかったので、蛹の段階で既に驚いていました。
で、実は♂がもう一頭…。
この個体は今年初めに最終ビンに投入後になかなか蛹室を作ってくれず、ついに菌糸が劣化してマットに投入したのですが、それでもひと月半ほど蛹室を作らなかったのが、漸く7月中旬に蛹室を作り、先日取り出したという前蛹です。
こう書くと、幼虫経過は期待出来ない感じですが、前蛹体重は22.7gとなかなかどうして悪くない。あとは無事に明かしてくれることを願うのみ。
来年、次世代で更なるレベルアップができれば良いな、と思います。
(追記)
上記の前蛹が蛹になりました。
ちょっとお尻が長いんですが、顎の美しい湾曲や太さは先の個体以上かな、と期待しています。
さて、無事に明かしてくれるかな?